2015年9月1日

第439巻 「みちのく」

第439巻 「みちのく」
吉岡 勇著 1978年刊行

多くの人が「奥の細道」を連想する「みちのく」という呼び方は
カラーブックスのガイドシリーズのなかでもこの「みちのく」は、そこに生きる人々の歴史が刻まれた厳しくも美しい自然が深い探究とともに写し出された、感動的な写真の連続です.。



民謡「斎太郎節」にも唄われていますが、瑞巌寺は奇岩と大海に面した古刹で、禅道場として自然と一体化した行を行える恰好の場所として開山されたのがよくわかります。舟でめぐる松島の遊覧もぜひ一度は訪れることをおすすめいたします。


青森県下北半島の中央部に位置する「恐山」は民間信仰の山です。厳しい自然の中の生活で、家族や身近な人の死に接する機会の多かったであろう当地の人々は、イタコがその霊を呼び話をすることができるということを信じて、もう一度会いたい一心で山を訪れたに違いありません。


東北各地で催される雪のお祭りも近年では人口減少で次々と廃止されているそうです。このカラーブックスの時代には子供たちがカマクラのなかで甘酒やお汁粉を味わったりする、昔ながらのお祭りの雰囲気がまだまだ残っています。






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