2015年8月31日

第436巻 「博多の味」

第436巻 「博多の味」
帯谷瑛之介著 1978年刊行
 
歌謡曲の舞台としてたびたび取り上げられた博多の町は、中世以前から華やかな文化と経済の都市として歴史にも名を遺しています。近年では明太子やもつ鍋、とんこつラーメンなどがデパートの九州物産展でも人気の商品ですが、そのような博多の定番の味から、個性的な店、純喫茶など幅広く取り上げられて、食を通して昭和50年代の博多という町の様子を知ることができるガイドブックです。

  

入り口のレイアウト、看板、「シェボール」という店名からして、昭和感たっぷりのお店です。「なんとも言えない老人が黙々と料理をし、同じく、穏やかな奥さんと素敵なお嬢さんがさービスをしてくれる」
四代続いたタレを持つ老舗のうなぎ屋さんは、さも無い階段の入り口で暖簾がなければそうとはわからない作りになっています。



有名な「チロリアン」の千鳥製菓の店舗と喫茶店です。「調度が豪華な上に、空間が贅沢に取ってある」現存するなら、ぜひ訪れてみたいものです。
その名も「飯盒雑炊」というお店は山小屋風のムードの中で、この飯盒雑炊を味わうのだそうですが、この質素な写真をみると「軍国酒場」と間違いそうになります。ちなみに座敷もあり、鍋料理も出していたということです。


川沿いの高級な料理店で、大人の男女がしっとりと食事を楽しむ。カラーブックスグルメシリーズの名物の食事風景の写真が、今回は少ないと思ったら、やはりあるところにありました。



地元民の食を支える市場。現在どうなっているのかも含めて、ぜひ視察に出掛けてみたい場所です。このような市場で食材を買い求め、家庭で料理を楽しむという生活はもはや過去のものになってしまったのでしょうか?







0 件のコメント:

コメントを投稿