2015年5月16日

第429巻 「地酒」

第429巻 「地酒」
中尾進彦著 1978年刊行

「ディスカバージャパン」の時代に刊行されたこの本は、地酒が静かなブームを呼んでいることをきっかけに、旅の友として旅行鞄に忍ばせて、一夜の宿で五臓六腑に滲み入る一献を傾けて欲しいという著者の思いが伝わってきます。



「地酒を求める愉しみは、都会にいてのそれもあるが、やはり、地方の風物に接してその中で求める方がベターである。」
その土地の風物や料理に合わせて長い間育まれた地酒を、土地の人々と触れ合いながら楽しむことができれば、それは最高に贅沢な楽しみ方で、忘れ得ぬ思い出となることでしょう。


こうして眺めると、私たちがコマーシャルや酒屋さんで見て知っているお酒は、ほとんど灘と伏見の地酒ということになるのでしょうか。
一級酒はほとんどこの地域が、完全制覇に近いそうです。



各地の地酒は、当然ながらその地の料理に合う味に育まれてきています。海の幸、山の幸、どれも味わってみたいおいしそうなものばかりですね。



旅の途中で訪れた見知らぬ街の酒場で、その地に伝わる地酒を静かに傾ける。そんな時間に憧れます。






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