2015年3月19日

第423巻 「つけもの」

第423巻 「つけもの」
小川敏男 著 1978年刊行

日本人の食生活を支え、地方の風土、風物に育まれ、健康の源としても受け継がれて来たつけものについて、文章だけでは得られない色彩や雰囲気を広めるための「目で見るつけものの本」です。後文ではもちろんたくさんのレシピが紹介されています。


秋田の「いぶりたくあん」をお土産でいただいたことがあります。単純に言ってしまえば、たくあん漬けの燻製なのですが、その香ばしい香りは囲炉裏の煙、の火と木の香りで燻された深い味わいがありました。



東京では昔つけものを「お香々」と呼び、ぬかみそや麹漬けの香りを楽しむ食品として三度の食卓に必ず並べたものです。べったら漬は関東の「ふるさとの味」です。


偶然から派生した漬物を神より与えられた奇跡として信仰の対象にしている地域もあります。確かに醸造品の微生物は人間の健康に良い働きをもたらし、古代人がそれをご利益と思うのは当然のことと言えるでしょう。


家庭でできるつけものレシピも紹介されています。よく読むと、材料はいずれも簡単に手の入るものばかりで、中にはサラダ感覚で美味しく作れるものあり、ぜひ、試してみたいです。












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