2015年3月10日

第419巻 「熊野路」

第419巻 「熊野路」
神坂次郎著 1978年刊行

熊野古道の世界遺産登録で、一挙にブームとなった熊野路の旅ですが、ここに見る風景や人々の姿は先祖から受け継いだ神を崇め、自然を守りひっそりと暮らす、素朴で敬虔な姿でした。現代の私たちが熊野古道へ旅する前にこの本を一読し、原点に帰って歩く必要がありそうです。


この当時すでに、那智の黒滝は水勢が衰えつつあると、懸念されていたようですが、火祭りは古代から受け継がれた神秘的な神事として盛大に行われていたのがわかります。


徒歩で旅をした時代、道の途中で力尽きて倒れた人々を供養する石塔や祠が幾つもある雲取越の道です。昔の旅人に思いを馳せ、手を合わせる気持ちで歩きたいと思います。


熊野路の旅のハイライト、熊野大社。かつて本宮は川の中州にあったと書かれていますが、その雄姿を想像するよすがもありません。




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