2015年3月9日

第418巻 「礼法入門」

 第418巻 「礼法入門」
小笠原清信著 1978年刊行

「しきたりと作法」というサブタイトルがついていますが、単なるマナー本ではなく小笠原流礼法を日常生活の中に生かす作法として、わかりやすく教える入門書です。




歩き方、立ち居振る舞いは、茶道や能、日本舞踊にそれぞれふさわしい形と決まりごとがありますが、小笠原流とも共通して言えることは、上半身を動かさずまっすくな姿勢を保つことです。



近年では、お店の袋のまま渡すのが作法であるという誤解が通っているようですが、風呂敷に包んで持参し、渡す前に解いて、両手て進めるのが正解です。



玄関から上がる時、後ろ向きに履物を脱ぐのも、間違った常識です。一旦脱いで前向きに上がって、、向き直って履物を直しましょう。




道路や廊下で、目上の方と出会った場合、少し斜めに下がって道を譲る人はとても素敵です。
先に着席された方の前を通れなければいけない場合、跪坐で礼をするとなっていますが、私たちの日常では、軽く会釈をして、俯いた姿勢で静かに通るのが良いそうです。




食事の作法については、茶道の懐石の作法と多少違う部分がありますが、箸や食器の扱いが美しく、同席の方に不快な思いをさせなような所作となっているところは同じと言えます。




お正月の床飾も、正式にはこのように三方を用いるようです。門松も小さなアレンジで、私たちにも作れそうな可愛らしい感じです。



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