2015年3月5日

第415巻 「神戸異人館」

第415巻 「神戸異人館」
広瀬安美著 1977年刊行

1977年刊行のこのタイトルで紹介されている神戸の街は、全て震災前の姿です。可愛らしいイラストと写真は、神戸の過去を知る貴重な資料であり、たくさんの瀟洒な洋館が現在どのような様子か、一度訪れてみたい気持ちにさせられます。



1977年当時で、それまで百数十件あった洋館が三十数軒に減少してしまったことが、嘆かれています。写真の様子でも、大きなマンションの間で小さく身をひそめるように存在する洋館の姿がわかります。

        

神戸異人館唯一の見事なステンドグラスを擁する旧シャアブ邸は写真の当時神戸電鉄社長の小林秀雄氏の所有で、実際生活されていたそうです。氏が著者のイラストを気に入り、洋館の中を見学することができた時の写真がこの後のページに続いて掲載されています。




昭和9年以降に建てられたものが多い「賃貸し洋館」は、モダンでシンプルな外観で、内部を見学したい欲求に駆られます。






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