2015年1月22日

第412巻 「いけばな花材Ⅱ」

第412巻 「いけばな花材Ⅱ」
いけばな協会編著 1977年刊行 

第55巻「四季のいけばな花材」の続編です(「いけばな花材Ⅰ」は存在しません)。前著では現代のいけばなに相応しい花材を名前と種類で分類して華道家の参考書として使いやすいように編集された専門的な内容でしたが、さらに時代が進み、空前の手芸ブームの時代と相俟って、いけばなでもドライフラワーを用いるようになり、枯れても美しい花とその管理法を紹介した小事典となっています。


「十年ほど前には、まだ、ドライフラワーという名称は、いけばなの先生方にとってなじみの少ない名前でした」70年代に手芸やインテリアで大ブームとなったドライフラワーはいけばなの世界でも欠く事のできないものになるだろうと言われていました。
自然乾燥では、褐色に変わり、花が落ちてしまうため、人工乾燥の技術を使ったり一度脱色して色をつけたりすると、このようなきれいなドライフラワーになるそうです。


生花だけの作品にはアイボリーやブラウンなどの枯れた色合いを出す事ができないことと、瑞々しい勢いだけの作品に傾いてしまい、表現の幅を広げるため、ドライフラワーの色と姿は大変に効果的といえるでしょう。


稲 きび トウモロコシ 麦。穀物の穂や茎もいけばな花材として使うと、思わぬ表現が生まれる事があります。一般の家庭で、&下げておくだけでも作ることのできるドライフラワーも、たくさんあります。



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