2014年11月5日

第404巻 「東京の味Ⅲ」

第404巻 「東京の味Ⅲ」
桜井華子著 1977年刊行


東京の名店や個性的なお店を紹介するシリーズの第三弾です。現在ほどのグルメブームではなかったにせよ、人々の美食経験が豊かになり、多様な料理を味わうことのできるレストランがつぎつぎとオープンした時代に合わせて編集されました。
「有名人や芸能人は大事にするけど、いちげんの客にはそっけない店、テレビで派手な宣伝をしている店は、はずしました」「インスタント食品ばやりのご時世。若い方、若い感覚の方たちの味覚の幅を、より豊かに広げるお役に立てば、なによりです」著者桜井先生の潔さが心地よいです。



北大路魯山人にちなむ「新宿星岡茶寮」は長らく伊勢丹新宿店のレストランフロアで大人の和食の店として親しまれていましたが、現在は閉店おります。魯山人の幻の茶寮はやはり幻のままで良いのかもしれません。


美しい着物姿の佳人と現代的な若いお嬢さん。両手に花の男性は昭和のダンディー。カラーブックスお得意の不思議な食事シーンの写真は健在です。


「元力士の親方が営むちゃんこ鍋の店」はわかりますが、お客さんも元力士風で、サービスする店員さんはなぜか二本線のジャージを着て髷を結っているという、不思議な光景です。


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