2014年10月2日

第22巻 「南紀志摩」

  第22巻 「南紀志摩」
安斎秀夫著 1962年刊行

温暖という意味の「牟婁(むろ)の国」という呼び名を持つ南紀地方。この本では「牟婁郡にあたる全地域に、和歌山市以南の海岸地帯いわゆる和歌山県下の紀北地方の一部と、三重県下の鳥羽市、志摩郡そして伊勢市の一部とを加えて、「南紀・志摩」と」位置づけ、この地の風土、歴史、観光の様子をたくさんの写真で紹介します。


かつて高度成長期には、幾つもの企業がこの地に保養所を開設し、社員旅行のメッカの一つとして名を馳せました。浴衣姿で海岸を散歩する人もそうした旅行者かもしれません。


神秘的な風景の多い南紀地方でも、この「那智の滝」は滝そのものを御神体として祀り信仰を集めて来ましたが、この本の書かれた時代、すでに水勢が衰えつつあることが文中より察せられます。


なんとも鄙びた温泉の情景です。子ども達が楽しそうにお風呂に入る情景が可愛いですね。


石の仏様は波に洗われ続け、この地で何を見続けたのでしょうか、海の怒りを鎮めるために祀られたのでしょうか。興味はつきることがありません。



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