2014年9月17日

第400巻 「棟方志功」

第400巻 「棟方志功」
海上雅臣著 年刊行

生命力にあふれた激しい個性の画風で知られ、「絵ばか」とあだ名された版画家棟方志功の生涯と作品世界を紹介します。巻末には豆本として楽しめる画集も付いています。また書に優れた志功のタイポグラファーとしての一面も紹介しています。

「二菩薩.釈迦重大弟子」「唯十人の弟子の風体をした人間をつくったのです。名はあとからつければ良いと思ってあらゆる顔、形、あらゆる人を十(ママ)に彫ってみたいと思った」


「同じ時期につくられた流離抄と青天抄の二画巻は、対作とまったく異なった小品の楽しみに満ちている」

最晩年の作品はそれまでの本能や情熱の追求から、故郷や自然を描く安らぎの方向性を描いています。このことを「衰弱」と表現する向きもありますが、可愛らしいともいえるこの二作品にはそれまでに無い好感を感じます。


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