2014年9月16日

第399卷 「高山の花」

第399卷 「高山の花」
布施正直著
1977年刊行

102巻「上高地」の著者でもある布施正直先生が、少年時代から憧れていた高山植物を、雄大で美しい風景写真に託して紹介します。後文の山旅の紀行文集も読み応えがあります。

「北アルプスは山々の高山的な風貌とともに豊かな雪渓や雪田に恵まれ、それらを彩る花たちの饗宴はお花畑の語意に最もふさわしい景観をつくり出している」

高山を目指しパーティーを組織する登山家たちは「精神と肉体鍛錬」を信条とし、花に気を取られることを「注意力の散漫」「真剣味が足りない」と考えるようです。実に勿体無い話です

水辺のカキツバタにトンボが止まっています。一瞬の情景を映し出す、布施先生の腕の見せ所です。








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