2014年7月12日

第389巻「馬 その生涯」

第389巻「馬 その生涯」
柴田健作.十川和也康 19977年刊行

スポーツ新聞の競馬担当であった柴田先生は競馬を通して馬に興味を持ち始め、馬という生き物を紹介しています。「読者に競馬を知ってもらおうとか、馬券の買い方を教えようとか、そんなおこがましい気持ちは毛頭ない」と「はじめに」で前置きしていますが、やはりちょっとだけ巻末に「私だけの馬券術」というコーナーで競馬の御指南をされています(笑)


馬は古くから農業の主力として、また交通の要として人に奉仕し、人も馬に感謝と畏敬の気持ちを持って接してきました。しかし現在は賭け事のために馬を使い捨て、野蛮な方法で繁殖を試み、生き物としての馬の尊厳はすっかり失われてしまいました。


戦国時代には、馬は武将たちと一心同体になり、命をかけて共に戦った馬への畏敬をこめて、現在でも「野馬追い」や「流鏑馬」などの神事が行われます。



古い旧街道の道沿いなどに「馬頭観音」を祀るお堂やお寺を時折見かけます。また寺社の祈願に絵馬を奉納するのも日本の古くからの習慣です。馬が信仰の対象になるほど、人と馬の距離感の近さを伺い知る事ができます。


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