2014年6月30日

第387巻 「渓流釣り」



第387巻 「渓流釣り」
飯田浩著 1977年刊行

「生きることにおいて今日ほど緊張の持続を必要とされる時代もないだろうだから多くの人びとは、失われた時と何かを余暇のなかにもとめようとする。人口一千万といわれる釣りもまたそうした何かのうちのひとつなのかもしれない」
渓谷の美しい風景と、釣り人の姿に癒され、思わず釣りに出かけたくなるような内容です。
1970年代末、早くもストレス社会が問題にされ始めた時代に、準備から釣った魚のいただき方まで、心の糧としての釣りを著者が教えます。



「渓流釣りとは山深い清流にすむ、イワナ、ヤマメ、アマゴ などサケ科の魚を対象とした日本独特の釣りである。その環境から別名"山釣り"ともいう。登山のバリエーションである沢のぼりに竿を加え、敏感な魚を追うもの、と考えれば一応は渓流釣りというもののアウトラインが判ると思う」


元祖釣りガール。にじます は観光の釣り堀で楽しんだ経験のある人も多く、女性や子供にも楽しめます。レストハウスで焼いて食べた時の美味しさは忘れられません。



渓流の魚は臆病なので、自分の気配を感じさせないように動くというのは、古武道にも似たところがあるように思います。


「山唸るほどの寒風」の季節に、鉱泉宿の囲炉裏を囲んで山の魚をいただくのは、釣り人の至福の時、著者にとっても忘れ難い思い出のようです。



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