2014年5月14日

第13巻 「パリ」

第13巻 「パリ」 
日高達太郎 著 1963年刊行 

地理学者であり、専門の研究のためパリに滞在した著者の飾り気のない純粋な目線でのパリ案内は、豪奢な旅行を演出する、多くのパリガイドと全く違う視点で憧れの街を探訪することができそうです。デジタル時代の旅行に、敢えてこの本を忍ばせて出かけて下さい。
「パリ旅行の楽しみは、単なる観光からさらにこの街に住む人々の「生活」に少しでも触れることであると信じ、パリを愛する一日本人が自作の写真アルバムのページをめくりつつ、その目に映ったままのパリを紹介する次第である」



実存主義哲学の舞台とも言えるサンジェルマン.デ.プレ。サルトルに傾倒した当時の若い学生たちの黒いセーターやスリムなパンツ姿を「パッチ」と呼ぶところが微笑ましいですが、夜の街角は「スワールドパリ」という香水に表現されるように、とても風情があり、ロマンチック!


エッフェル塔と凱旋門は、言わずと知れたパリ観光の代表ですが、さすがはカラーブックス、写真の美しさは言葉に尽くせないものがあります。



小さな片田舎だったモンマルトルは、数々の名画の制作の舞台となり、今では観光客で大賑わいで、夜のネオン街までできたようです。さながら一幅の絵画のようなこの風景が私たちを旅に誘います。


ヴェルサイユ宮の噴水は、その派手な水勢だけでも、栄誉栄華を極めたルイ王朝を象徴しているようです。諸行無常の響きあり。。。 




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