2014年3月26日

第371巻 「洋風料理入門」


第371巻 「洋風料理入門
辻 静雄 水野邦昭著 1976年刊行
「ヨーロッパの旅」「ヨーロッパの味」でおなじみの辻静雄先生が、自ら率いる辻調理学校の水野先生とともに、フランス料理を中心とする洋風料理の調理法を丁寧にわかりやすくご指導くださいます。いろあざやかで華やかな料理写真と、後文で5ページほどの読み物「フランス人の食生活」が見どころです。


この時代、フランスでは戦前までの派手な美食から「ヌーベルキュイジーヌ」という、見た目も味も全てがシンプルで洗練され、健康にも配慮したレシピの新しいフランス料理に変化しはじめました、それは80年代に全世界のトレンドにもなるのですが、日本ではまだまだボリューム感が重視された素朴なフランス料理が好まれたようです。そしてこのような料理は後年ビストロという家庭料理のレストランで一つのブームを呼ぶことになります。


「カレー」「エビピラフ」は喫茶店のランチの定番で、日本人が最も慣れ親しんだ洋風料理です。どちからかと言えば、この二つの料理は和製の洋食と言った趣が強く、時代が変わっても全く変わらない形で今に至っています。


「パスタ」が「スパゲッティ」だった時代、ソースのバリエーションもミートソース(ボロネーゼ)とナポリタン くらいでした。現在ではイタリアンというよりは喫茶メニューとして親しまれていますが、グラタンとともに和製の洋食として懐かしい味が消えないことを祈ります。


サンドウィッチもシルバーの器を使うととても箔がつきます。この時代はホテルのパーティでもサンドウィッチが供されることがあったようで、まだまだ珍しく高級な食べ物といったイメージのようです。







1 件のコメント:

  1. Twitterより
    波 (@RX7700)
    2014/04/01 21:37
    @colorbooks_cafe この本のレシピ欄を見るのが好きです。「50g」「30g」とか容赦ないバターの使い方。絶対美味しいんだろうな〜。レストランのアルバイトでカレーの仕込みを手伝ったことがありますが、寸胴鍋に1ポンドのバターを丸ごとドボンと投入していました^^;

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