2014年3月10日

第366巻 「横浜の味」



第366巻 「横浜の味」
白神義夫著 1976年刊行


中華街をはじめとして、フランス料理から料亭まで、和洋中の老舗と個性的なお店を紹介した、カラーブックスの人気タイトルです。著者の白神義夫先生は執筆当時神奈川新聞に勤務の傍で横浜に関する著書を刊行していました。後文の「変わった話題」では、興味深い個性的なお店も紹介され大変興味深いものがあります。「自己流にハマと川崎を歩き回った結果『このような報告ができました』」というクールな言葉からこの味の旅が始まります。

※左は1976年の初版。右は1979年の新訂版です。
状元楼は古くからの中華街の中心的存在のひとつでありながら、過去の歴史に依存せず常に現役として活躍している活気のあるお店です。チャーハン対決に勝利したことでも有名であり、古くからの常連さんと新しい若いファン層の両者に親しまれています。
左は初版 右は新訂版の写真です。ジュースのコップを手にした坊やが可愛い!



中華街東門の角にあるお店です。左側の初版ではミッドセンチュリーなデザインですが改訂版の写真では改装され大きなカタカナのロゴに変ってしまいました。中華街の中へ入ると喫茶店は少ないので、ここは貴重なお店です。



「キャバレーオリンピックの三階」「温泉街を思わせる数寄屋づくり」でしかも料亭というのがまさに昭和の歓楽ムード満点と言った感じです。もともとは明治時代創業の料亭ですが現在ではオフィスビルとなっています。伝説の料亭「富貴楼」もこの近くにありました。




足利時代の建物を改築した「隣花苑」は現在も変らない形で続いており、茶道関係者も数多く利用しています。古民家ブームの現在、予約は難しそうですが、一度訪れてみたい個性的なお店です。


馬車道十番館は3階のグリルで頂くコース料理がおすすめです。文明開化という味と雰囲気はいまやここでしか味わう事はできないのかもしれません。


横浜でおしゃれでモダンなレストランの代名詞であった「かをり」は現在一階での喫茶営業のみとなってしまいました。カラーブックス的な洋風料理を味わえる貴重なお店でしたので、残念でなりませんが、市役所の第三食堂で、カレー ハンバーグ ナポリタンなどの大衆洋食を頂く事ができます。





1 件のコメント:

  1. Twitter
    @leon036さんより
    @leon036: @colorbooks_cafe これ改訂版があったんですね。喫茶エルが気になっていちど通りがかりに確認しましたが、普通になってしまっててがっかりした記憶が

    @colorbooks_cafe: @leon036 そうなんです。「エル」は昔の方が店構えが良いですね。ミッドセンチュリーな感じで。他にも削除されたお店や差し替えられた色々な写真があります。

    @leon036: @colorbooks_cafe オシャレですよねー。まあいまだに残ってるのはかなり驚きましたが…重版でちょこちょこ差し替えてる本はありますけど、表紙に改訂版って入ってるカラーブックスって珍しいですよね

    @colorbooks_cafe: @leon036 15巻の「奈良」の改訂版は表紙も中身も全く違っていますがそれでも「改訂」で押し通しています(笑)

    @leon036: @colorbooks_cafe そういやと273巻の「続東京の味」を見たら、「新訂東京の味II」は表紙だけでなく中身も結構違ってました。いまなら完全な新刊として出しそうです

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