2014年2月21日

第359巻 「ベランダ園芸」


第359巻 「ベランダ園芸」
山田朋重著 1976年刊行

「住まいの高層化は私達から庭というものを遠のけてしまい、土に親しむ機会をなくしてしまいました」
昭和40年代からの「団地ブーム」、そしてこのタイトルの書かれた昭和50年代にはマンションの台頭がはじまり、日本人の住生活はそれまでの一軒家から集合住宅で生活するひとが増えてきました。それにともない庭に変ってベランダや窓際での小スペースの園芸が必要とされ、「アイデアを持った花作り」「自分だけではなしに、全体の雰囲気が楽しくなるような外向きの花作り」を美しい写真とともにご紹介いたします。

 

レンガの屋上のある瀟洒なマンションも向かい側にはまだ棚田のある田園風景のなかに建てられたのでしょうか?セミクロス型のベランダにはプランターでたくさんの花が作られています。その後ろには和風柄の布団が、生活感を醸し出します。



洗濯物と花はどちらも日光を必要とするため共存は至難の技。「洗濯物と花とがうまく共存している微笑ましい風景があちらこちらで見られます」乾燥機の無かった時代でもあり、植木鉢落下の危険にクレームを言われる事も無かった時代でした。



盆栽や観葉植物、または坪庭など、それぞれの趣向を凝らしたたベランダの庭作りは、コンクリートのマンションの生活に心の豊かさや潤いをもたらしてくれるでしょう。マンションでお茶をされるかたはこのようなベランダの小庭園を作る事で十分茶庭の趣を出す事ができます。  




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