2014年2月11日

第5巻 「サボテン-その神秘な花-」

第5巻 「サボテン-その神秘な花-」
伊藤芳夫著 1962年 刊行

「まえがき」を読むと、1960年代、世界的に空前のサボテンブームが起こり、日本でも品薄になるほどの熱狂ぶりが伝わってきます。華やかで大きな花を咲かせるサボテンに、ようやく落ち着きを取り戻した世の中で人々を魅了したのではないでしょうか?


色とりどりに咲き誇るサボテン花。「その美しさ、色彩の変化、大きさなど北米ものとは比較にならない」と言われる南米ものがとくに好まれたそうです。


「人間の心理はおかしなものである。骨董でいえば由緒あるもの、珍しいもの、つまり希少価値いかんによって高級品とか、高価品とかいってこれが入手に血道をあげ、一旦入手すると人に自慢したがるものである」


透き通るような姿の幻想的な花を咲かせる「曛桃丸」「歌姫丸」その名前も麗しく、棘のあることも忘れ、見とれてしまいそうです。



情熱的な緋色の花もまた生命力の強さが感じられて良いものです。









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