2014年2月10日

第355巻 「松柏盆栽」

第355巻 「松柏盆栽」
村田憲司 村田圭司著 1976年刊行


カラーブックスの盆栽シリーズを手がけた村田憲司 圭司先生が、今回は盆栽を趣味とする人が誰でも必ず手がける松柏盆栽にテーマを絞り各地に自生する松から、盆栽作法から鑑賞の心得まで、丁寧にご指導くださいます。




「四囲を海にかこまれたわが国では、その風景美の多くが黒松に代表されてきた、といっても過言ではあるまい。日本三景の松島、安芸の宮島、天の橋立をはじめ三保の松原、須磨の松など枚挙にいとまのないくらいだ」格調の高さと堂々とした黒松の美しい姿を盆栽で表現するのが楽しみどころなのでしょう。



「錦松は明治二十年代から盆養されていたが、主として岩石松とか矢筈松とか言われていたらしい」「前記の黒松にように風景美を連想させる点は少ないが、樹態そのものの奇観は幻想味をおびてすばらしい」



「 松柏盆栽の中に八つ房(やつぶさ)と呼ばれる特殊な性格のものがあり、多くの人々に珍重されている」「この言葉はすでに江戸時代からあったようである。それによると、果実であれ、芽であれ、一か所からたくさん房のようにでるものをさしたらしい」



「盆栽は、まず、種木を求め、丹精して仕立てあげ、一応の木姿にすることに、楽しみがあるものだが、昔から、その醍醐味は陳列にあると言われている」「みずから仕上げた盆栽を飾りつけて、その趣を心行くまで鑑賞するのはなんともいわれない楽しみである」












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