2014年1月19日

第6巻「皇居」


第6巻「皇居」 
入江相政著1962年刊行 
1970年改訂 

-はじめに-より「本場の武蔵野でも、容易には見られない雑木林やススキの原。陛下が踏みしめられて、いつの間にかおつけになった、うねうねと曲った細道が、その中を行く。こういうさまざまの性格、さまざまの経歴が、細かく絡み合いながら、仲良く同居している。それが皇居というところだ」
激動の歴史の舞台であると同時に豊かな自然を擁する未知の空間「皇居」を昭和天皇の侍従長を務めた著者がご案内します。


「東京だよおっかさん」で有名な二重橋。東京見物の定番の一つで、絵葉書、ペナント、ペン立てなどの修学旅行のお土産ものも、古き時代の学生の勉強部屋によく飾られていたようです。

昭和9年から40年以上、激動の時代に侍従を務めその間の20は皇居に住んでいた著者は周辺の都会と皇居の自然に挟まれた中で、様々な出来事を胸に秘めて、皇居を淡々と語ります。

神田のお蕎麦屋さんは宮内庁職員のおお昼を出前するのでしょうか?それとも天皇陛下が出前を頼んだのでしょうか?盛り蕎麦を五枚担いで自転車で舗装されていない砂利道を走るのは名人芸です。

皇居は呼び方を変えれば「江戸城趾」です。江戸城から明治22年に宮殿になり、昭和20年5月に空襲で罹災し、残された江戸城の名残りと共に戦後再建の途上にあるのがこのカラーブックスに書かれた「皇居」の姿です。

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