2014年1月26日

第4巻 「切花200種」




第4巻 「切花200種」
塚本洋太郎著 1962年刊行


園芸植物の栽培研究を専門とし、生花 (いけばな) には関心のなかった著者が、イタリア旅行中に出会った欧米人との交流の中で、日本の生花に精通した外国人がいて、世界の人々から芸術の一分野と認められていることに気づき、「生花を習っている人たちに切花の正確な名前と来歴を示す」という決意に至りました。学問一筋の人間が、伝統文化や美意識に目覚めた精神の変遷が、この本の中に込められているのです。


写真というよりは絵に近い画像のトーンは、保育社の子供向け図鑑シリーズの名残を感じさせます。ガーベラという花は1960-70年代には今よりポピュラーだったようで、様々なネーミングにも用いられたようです。



すいれんやシャクヤクは生花作品に用いるのはかなり手がかかりますが、上手に用いると最上級の表現になる、夏の格調高い花です。



もくれんは大きな花と太い枝で、大作に用いられることが多いですが、梅が終わり、桜が咲くまでの早春の時期に、独特の風情を表現できる花です。





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