2014年1月27日

第349巻 「えびね」

第349巻 「えびね」
唐沢耕司  伊藤五郎著 1976年刊行

「えびね」は古来から日本で愛でられ「えびねらん」の名で親しまれています。「切花」の塚本先生の後押しで、唐沢 伊藤 両先生のえびね属の概略と育種の将来性についてまとめられたこの本が完成しました。


「広くわが国各地の林床に、ひそやかに咲くなじみ深いえびね」「白、黄、緑、紫紅色、藤色など花色の変化に富み、花型もさまざまで、華やかな種、可憐な種、つつましやかな種、芳香を放つ種などいろいろな特徴をもち、しかも、いずれもラン特有の品の良さを備えている」


えびねの鑑賞は「『山科家礼記』には、延徳三年(一四九一年五月十日)に禁裏へ生花にもうでて、黄梅などとともにエビネを生けたことが述べられている」


この一輪の花に添えられた著者の決意の言葉を、私たち読者の心に深く刻まなければなりません。


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