2014年1月24日

第347巻 「続 大阪の味」

第347巻 「続 大阪の味」
水野祐三著 1975年刊行

前著「大阪の味」では家族や友人と気軽に楽しめるお店が紹介されていましたが、続編はビジネスマンを主として、平日のランチ、夜の接待、職場のお付き合い、休日に恋人を連れて行く、などのシュチェーションに合わせたお店をセレクトしていて、バーや割烹、ホルモン焼き、純喫茶なども紹介されています。




「文学バー」と呼ばれた文化の香り高いバーも次々と姿を消しています。志賀直哉の一冊を座右にお店を守る「留女」は戦前戦後の文化の最後の担い手と言っても過言ではないでしょう。




お立ち台の上で大きなジョッキを傾ける「猛女」がいます。歌に合わせて5リットルのジョッキを飲み回す豪快な遊びに人気があったとは、現在の「一気飲み」と同じ弾けぶりですね。

  


この本の中でいくつかの純喫茶が紹介されています。ビジネスマンが商談や休憩、恋人との待ち合わせに使うのに良さそうなお店がセレクトされているようですが、後文の「恋人と」の章では「彼女が『ねぇこの店良さそうよ』というなら、たいてい大丈夫だ。女性というものは、とにかくムードに敏感だから」などとデート成功のコツも書かれています。


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