2014年1月7日

第342巻 「日本の陶磁6 唐津」

カラーブックス図書目録
第342巻 「日本の陶磁6 唐津」
永竹 威 著 1975年刊行

西肥前 松浦 (まつら)地方(現在の佐賀県唐津市)の用の雑器からやがて、茶の湯になくてはならない焼物として重んじられる唐津焼の歴史から現代の陶工の方々の創作までを深くたどる入門書です。



茶の湯の世界では昔から「一楽 二萩 三唐津」と言って、焼き物の人気と実力を格付けていました。もちろん違う順位をつける人もいましたが、ほとんどの場合、唐津が入らないことはありません。



唐津の水差しは、一つは必ず持つべきです。侘び茶の様々な場面や道具組に控えめにマッチし、主張し過ぎず、しかし確かな存在感を発揮します。



古い窯のあった後にはこのような陶器の破片が山のように見つかることがあります。このような陶片を収集しコレクションにしたり、はめ込んで茶碗を製作する好事家もいます。



中里無庵さんは12代中里太郎衛門を襲名し、人間国宝でもありました。作陶には厳しい姿勢で臨みますが、陶房の軒先で壺を持ち、カメラ目線で立つ姿は可愛いおじさんという感じです。




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